近年、医療的ケアが必要なお子さんや、小児在宅医療の支援を必要とするご家庭は年々増加しています。 お口のケアや食事に関する支援は、毎日の生活に欠かせないものであり、栄養状態や誤嚥性肺炎の予防といった健康面にも深く関わります。
とくに、障害をお持ちのお子さんにとっては、食事をうまく摂ることや歯磨きをしっかり行うことが難しい場面も多く、ご家族の負担が大きくなりがちです。歯科医師・歯科衛生士がご自宅にうかがい、専門的な知識と技術を通じて、日々のケアを少しでも支えたいと考えております。
お子さんの健やかな成長と、ご家族が少しでも安心できる日常のために、寄り添いながら取り組んでまいります。 「こんなこと相談してもいいのかな?」と思うようなことでも構いません。まずはお気軽にご連絡ください。
「子どもに障害があり歯科に連れて行くのが大変」
「寝たきりで過ごしているので家から出るのが大変」
など、困っている方がいましたら、ぜひ一度ご相談ください。
小児歯科訪問診療対象者
・障害などがあり外来への通院が困難な小児(0〜14歳)
障害があっても歩行可能など、歯科受診可能な方は除きます。
重症心身障害児や医療的ケア児の方も対象です。
小児歯科訪問診療で行うこと
・お口のチェック
・お口のケア(クリーニングやフッ素塗布、緊張を和らげる脱感作など)
・摂食機能療法(食事に関すること)
障害やお口の状態に合わせて、必要があればかかりつけ医の先生と相談しながら進めます。
摂食嚥下の専門知識豊富な歯科医師による嚥下機能評価、機能訓練を受けることができます。身体の状態、歯・口腔機能の状態、食事の様子などを確認し、嚥下機能評価(嚥下内視鏡検査、外部評価等)を行います。
嚥下内視鏡検査
鼻から鼻腔ファイバースコープ(約3㎜)の内視鏡を入れて、喉の奥を観察します。 水分や食物を実際に飲み込んでいただき、食事の状態や食べる機能を評価します。ご自宅や施設で実施することができ、検査時間は15~30分程度です。 検査結果に基づき、食形態の調整・水分摂取方法・嚥下訓練、必要な歯科治療、専門的口腔ケアについてご説明させていただきます。
嚥下内視鏡検査は怖い、受けたくないという方でも、外部評価での食事や介助方法のアドバイスが可能です。
嚥下障害を疑う症状
・水分や食べ物でむせる
・口から食べ物がこぼれる
・言葉が不明瞭である
・食事に時間がかかる、疲れる
・体重が減ってきた
・発熱を繰り返す
・飲みにくい、飲み込む時に上を向く
・食事中、食後に声が濁った声(ガラガラ声)に変わる
・食事中くしゃみが出る、鼻から飲食物がでてくる
所在地 | 富山市花園町3-515オーラム花園Ⅲ・131 |
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診療時間 | 9:00 ~ 18:00 |
休診日 |
水・日・祝 |
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